『1%の奇跡』備忘録 [心に残る言葉]
財閥でグループ企業の会長は、孫息子の嫁の両親に向かって話し始めた。
「・・・生きる事は簡単なようだが、実際互いに助け合って生きるのは簡単ではない。
なかなか決心出来ない人もいれば、決心しても行動に移せない人もいる。
簡単には咲かないが、世の中で最も美しいのは人の花だと言います。
人が人らしく生きて、良い行いで花を咲かせ、そして、その実を人々に分け与えるのです。・・・」
さらに会長は自著の出版記念の挨拶で、
「・・・私は特別ですごい人間だと思っていました。
しかし、会長の肩書きを外して世の中に出てみると、
電車で誰にも席を譲ってもらえない、ただの老人です。
そんなただの老人に、ある日、特別な親切を施してくれた先生がいました。
平凡な人でしたが、私に特別に接してくれたのです。
ですから、私も彼女に特別に接しました。
もともと私は、もらった分しか返さない性格です。
しかし、彼女は、私のようにケチではありませんでした。
誰にでも心を開いて、人の長所を見つける事が出来、相手の事を心から思ってくれます。
そんな接し方に、私も真心を持ち、彼女が特別な存在になりました。
誰かに対して特別で大切な人になるという事。
自己本位の世の中では大変難しい事ですが、
ここまで生きてきて、やっとその方法を学べました。
自分が特別な存在になる方法は、目の前の相手を大切に思い、特別に接する事です。
それは誰にでも出来る1%の可能性なのです。
難しくありません。
今すぐにでも、自分の周りの人を大切に思って下さい。
そうすれば、みんな特別です。
私が自分の人生の中で特別な1%を見つけ出したように、
皆さんもぜひ1%の奇跡を見つけ出して欲しいと思います。」
~Yahoo!動画 『1%の奇跡』より~